犬のしつけ教室・出張レッスン・無駄吠えの矯正レッスンを行うドッグスクール ヴィッセ~甘噛みについて~

2021/07/09

~先日あったお問い合わせから~


はじめまして。4ヶ月の柴犬(女の子)の甘噛みに悩んでいます。実は、既に訓練士さんに出張レッスンを二度お願いしました。
1回目のレッスンでは、缶に小銭を入れて脅かす方法を教わり、それでしばらくは良くなりました。
しかし、しばらくしたらまた甘噛みが出てきてしまい、缶で脅す方法も通用しなくなりました。

そして、2回目のレッスンの時、訓練士さんがチョークチェーンを使い始めました。
私は、うちの子が首を絞められて、キャンと鳴くのを目の当たりにした時、大変ショックを受けました。

翌日、訓練士さんに連絡し、「私も主人もチョークチェーンを使って、うちの子の首を締めることに抵抗があるので、
他のやり方を教えて頂けませんか?」とお願いしたところ、訓練士さんは気分を害されたのか、
「チョークチェーンを使えないなら、もう他に方法がないので他を当たって下さい。」と言われました。


チョークチェーンを使わないレッスン、飼い主参加型のレッスンをして下さるドッグトレーナーさんを血眼になって探していたところ、
ヴィッセさんをやっと見つけました。ぜひまずはうちの子に会って頂き、カウンセリングをお願いしたいです。よろしくお願い致します。


以下、糸山の返信


○○さんが教わった上記の方法の他にも、口の中に手を入れて叱る、マズルを掴んで叱るという犬を家畜として扱うしつけが、
いまだに行われていることに強い怒りを覚えます。一般的に甘噛みは歯が痒いからと言われていますが、
なぜ子犬は甘噛みをするかと言うと、成犬になった時に、チームの一員として狩りに参加しなければならないので、
兄弟たちと毎日狩りの練習(プロレスごっこ)をする必要があるのです。

しかし、飼い主の元に来た犬には兄弟がいないので、飼い主が狩りの練習相手になります。
もし先住犬がいる場合は、先住犬が格好の練習相手になります。甘噛みは個体差にもよりますが、大体6~7ヶ月齢で終わります。
結論としては、甘噛みをすぐにやめさせる方法はないので、何とか耐えてもらうしかありません。

甘噛みはやめさせようとするのではなく、齧るという行動欲求を満たすことが一番の解決策です。

以下、甘噛みの改善に必要なことになります。


1.ガム(牛皮)やアキレスなど噛むものを毎日与え、齧るという行動欲求を満たす。

2.ロープで引っ張りっこをして、エネルギーを発散させると同時にルールを教える。

3.散歩の時間を増やす+公園で走らせ疲れさせる。 ※疲れている犬は良い犬だ=イギリスの犬の諺

4.プロレスごっこが出来るお友達を探す☞犬の幼稚園に入れる、またはドッグランに行く。