たくさん褒めて、犬の良い行動を強化しよう。

2021/12/21

「強化とは、ある行動が増えた状態のこと」を言います。
 
犬(人も)の良い行動を強化するには、必ず良いことが起きなければなりません。
この強化の仕方には以下の3種類があります。 


正の強化

犬に「スワレ」や「マテ」などをさせて、出来たら褒めたりオヤツをあげたりするのが、この正の強化です。
いわゆる、一般的な褒めてしつけるというのがこれです。 


他行動強化(行動の肯定)

犬が大人しく良い子にしていたら、当たり前と思わず褒めてあげることです。
例えば、ケージの中で吠えている犬がいるとします。犬が吠えた時に大抵の方が叱ると思います。

しかし、その後、犬が大人しくしている時に、褒める方はいないのではないでしょうか?


いくら叱っても一時的に収まるだけで、良い行動は増えません。しつけの基本は、叱って悪い行動を減らそうとするのではなく、
良い行動を強化して増やすことです。そして、良い行動は褒められることで増えていきます。

ヴィッセのしつけで一番多く使うのが、この他行動強化です。☞1日100回褒める 


対立行動強化(結果の肯定)

散歩中に他の犬に吠えかかる犬がいるとします。犬とすれ違う間、「アイコンタクト」をしたり「ツイテ」を教えて、
吠える以外の行動を促すことです。吠える事と他の行動をさせるということが対立していますね。

 
 ~まとめ~
・多くの飼い主が「ノー!」と、間違いを叱るだけで、正解を教えない。
・しかし、犬を叱るだけでは、良い行動は身に付かない。
・したがって、同じことに対して永遠に叱り続けなければならない。
・しつけの基本は、ひたすら良い行動を身につけさせること。