問題行動の主な原因は、経験不足とストレスです~ヴィッセのテキストから~

2019/07/16

問題行動の主な原因は、経験不足とストレスです。

まずは、このことをしっかり理解して下さい。無駄吠えや噛み付き、リードの引っ張りなど、個別の行動への対処は後回しにします。
その前に、
 
1.犬の生活環境を見直し整える。
2.ストレス解消を行う。
3.日常生活で行う3つのことを毎日実践する。


以上のことを理解して下さい。
これらのことは、今後、愛犬の問題行動を改善していくために、必要不可欠なことです。

とくに、1日8時間以上のお留守番をするワンちゃんを、
クレートやケージには、絶対に閉じ込めないで下さい。

ケージなどに長時間閉じ込めると、強いストレスがかかるので、問題行動がある犬には厳禁です。
犬自身が、自分では対処できないことと、何が起こるかわからないことは、ストレスの大きな原因になります。
ずっと閉じ込められていて自分では出られないというのは、人間でも非常に辛い状況です。

できれば、最低でも2畳位のスペースを確保して下さい。そして、自分の意思で自由に動けるようにします。
ただでさえ不安を抱えているところに、その上、自分では出られない狭い場所に閉じ込められると、不安がますます募ります。

散歩は1日2回、最低40分~60分は連れて行って下さい。できれば、公園でロングリードをつけて思いきり走らせてあげると最高です。
散歩で気をつけることは、犬を好き勝手に歩かせないで下さい。

上記のことが改善されないと、無駄吠えや咬みつき、分離不安などは確実に悪化します。
もし、自分が愛犬と同じ生活環境に置かれたらどう感じるかを常に考えて下さい。